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2012年07月24日

日々精進

Comme des Garçons が大好きです

viviennewestwood も大好きです

でも CHANEL も大好きです

テレビや雑誌の中ではない実物のCHANELの洋服を初めて見たのは、19歳のとき。
たしか新宿のどこかの百貨店の宝石がディスプレイされているような小さなショウウィンドウ
真黒のベルベットにゴールドのブレードをあしらったノーカラーのジャケットにロング丈のスカートの
これぞ THEシャネルスーツ
小さなショウウィンドウに横たわるスーツ
目が釘付けになって、しばらく動けなくて鳥肌がたったのを今でも感覚として憶えています。
たかが洋服だけど、これは宝石なんだと思いました。

デザインはもちろん
洋服を見て、まずどこに目がいくかというと
袖付けです。
袖付けフェチと呼んでも良くってよ。
袖付けの美しさにため息が出ます。
ひとしきり眺めた後は、生地感を確かめます。
しなやかさが違います
最後に裏をひっくり返してみる。
そこにも【素敵!】な要素がいっぱい。
どんな?
と、思われる方。
ぜひ!お店に行ってご自分の目で確かめてください。

学生を引率しての東京研修旅行のとき、学生たちは学生たちで
日暮里の生地問屋街へでかけたり
課題のショップ調査などなど、いろいろなんですが
できれば、いわゆる一流といわれるブランドのショップへ行って
触って、ひっくり返してみてきなさい。と、言います。
だが・・・しかし・・・たしかに・・・たしかに 敷居が高い。
19,20歳の学生たちには敷居が高いかも
いや、私にだって敷居が高い
入口のドアのところにね、白い手袋をはめた店員さんなんか立っていたら
そりゃ、まぁ、入りにくい
そこを
あえて洋服とふれあいの時間を持つために
行く。

そんな高嶺の花、永遠の憧れ
CHANEL
20代の頃思いました。
CHANELの洋服を着ることは一生ムリだろう。
バッグを持つことも、ないだろう。
でも、でもお財布だったら持つことができるだろう。
おとな~な、女のひとになって、仕事もバリバリできて、いつかCHANELを持っていても不釣り合いじゃなくなったら
買おう。
と、心に思い、46歳。
いまだに全く似合う気がしない・・・不釣り合い。
強気なココに憧れて、いつかはCHANELと思っているけど
まだまだ、重すぎる。


洋服を作る時は、衝撃を受けた美しい洋服たちの細部を思い出し
そこに近づけるようにしています。
綺麗なもの、いいものを見ないと、そこへ近づけることができないと思っています。

幸福なことに若かりし頃
HANAE MORIのアトリエで働かせてもらっていました。
そこで、パターンナーさんたちが作り出す、たっくさんの『綺麗』なトワルを目にしてきました。
そして、先輩技術者の縫製。
それは、写真に残っているわけでもなく、どこで見られるわけでもありません。
ただ、ずっと目に焼き付いています。
それが、私の経験の中の一番大切な財産になっています。
その記憶を頼りに

日々精進


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