洋裁学校で勤務していたときから、よく話題になっていました。
ファストファッションが及ぼす、服飾業界へのいろんな意味で大きな影響。
私個人でも私レベルでの仕事でも、日々、ほとんど毎日のように考えています。
ただ、どのように声にしていいのか、まったくわからず井戸端会議レベルでしか表現できず、ここまできています。
今日、この映画を知り、洋服を作っている人たち同じ気持ちだったんだ!と、胸が熱くなりました。
影響力のあるデザイナーたちがこのように表現することによって、ようやく知ってもらえるきっかけになるのだと思います。
この映画をどのようにとらえるかは、見た人の捉え方だと思います。
ここまでファストファッションが当たり前になった今、洋服に対する価値観や感覚などひと昔前に戻るとは思いません。
ただ、もし、洋服が人の手を入れなくてもいい全てロボットがやってくれるような事になれば、話はちがうかもしれません。
でも、現在、どんなに安い洋服でも人が作っているということです。
お洋服作り経験のある人はわかっていただけると思いますが、時間のかかる手作業なのです。
食のことであったり、他の分野でも似たようなニュースを見聞きしますが、
わたしは、服飾畑にいる人間です。
服飾畑の人間としておもうことは、安いから高いからということではなく、お洋服に愛情を持ってもらえたらな。と、思います。
少しでも長く着られて、大事にしたいと、思えるお洋服を持っていただきたい。
そのような洋服を作っていきたい。
自分ももう一度、立ち止まって自分の衣・食・住を見つめようと思います。
洋服のことだけではない話だと思います。
ここで書いたことも、どのように捉えられるかわかりません。
反感を持たれるかもしれません。
言葉足らずで伝えきれません。
自分に文章力、表現力があればと思います。
この映画が富山で上映予定があるかどうかもわかりませんが、是非!観たい映画です。
〜2015年に投稿した記事です。再度改めて考えたい。〜