なんで知ってる~?!
シホ、ひさしぶり。
もう買ったファンデーションをすぐ割るクセは治りましたか?シホによくファンデーションを買わされたことをなつかしく思います。
素直に泣けないシホが「もう私のことなんかほっといてよ」と言って別れることになったあの日から、もう28年が経ったんだね。月日が流れるのは早いものです。
あ、そうそう、手紙を書いたのは何か理由があるわけではないんだ。シホに名前が似てる犬がいて、ふとなつかしくなったから、たまには思いついたままに何か書いてみようと思っただけ。ふふ。
今から考えると、二人の付き合いはめちゃくちゃでしたね(苦笑)。なんだかよく嫉妬されて、女子と話すたびに文句を言われていたように思います。「あの女と話すなら、あの女と付き合えばいいでしょ!」などとわけのわからない理屈を何度も聞かされましたが、不安な気持ちを分かってやれなかった自分を今では反省しています。シホの卑屈なところはあのときのままですか?
そういえばシホにとっては初恋の相手がおれでしたね。付き合ったばかりのころのシホは、なかなか意地っ張りで、会いたいくせに「今日は用事があるから会わない」とか言っていた記憶があります。今も無用な駆け引きを仕掛けたりしていますか?
付き合ったばかりのころのシホを思い出すと、よく不安になって「私を裏切らないでね?」なんて言っていましたね。別れることを「裏切り」と表現するあたりに、なんとも言えぬ罪悪感を感じたものです。
おれはシホと付き合えたことが、本当に自分のためになったと実感しています。単に恋愛経験を積んだだけでなく、素直になれない人の取り扱い方や、自分のストレスをコントロールする方法も身に付きました。どうもありがとう。
いろいろ書いたけど、おれはシホのことがそれでも好きでした。これからもシホらしくいられるよう、あと、腹筋を割るという夢もそのまま追いかけながら、幸せをふりまいてください。
またいつか会いましょう。では。
P.S. 右肩の関節を外す芸、また見せてください。
こわ!
近いものがあって、誰か見てたんかい!!
って、思ってしまいました。
いずれにしても、あんまり穏やかな初恋じゃなさそうですね。
私の初恋って、どれだっけ?
しかし・・・
犬の名前かい!!!
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